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やきいも やきいも おなかがグーBLOG
2023.11.28 | 日々の出来事
「焼き芋が食べたいんだ」
おやつにふかし芋を用意したある日のことです。
小学生の男の子から言われました。
とても悲しそうな顔で🥺
ふかし芋を食べてみたけれど、去年食べた焼き芋との違いを感じたようです。
畑で収穫したさつまいもと庭の落ち葉で焼き芋を作って食べたのが美味しくて、
また食べたいと思っていたみたいです。
それに、学校で自分で育てたさつまいもだから、もっともっと
美味しく食べたかったみたい。
落ち葉で焼き芋は難しかったけれど、栄養士のSさんが
無水鍋を用意してくれて男の子と一緒に作ってくれました。
できあがるまで時間がかかるので
男の子は外遊びをしておなかを空かせて待っています。
鍋の蓋を開けると、ふわっと湯気とともに良い匂い😊
つやつやの黄色でほくほくした焼き芋ができあがり。
「これは○○さんどうぞ」
「食事の同じ席の子たちの分だよ」
独り占めするんじゃなくてみんなに分けてくれています。
自然とやさしい振る舞いができるのはこの男の子のとっても良いところ。
お手伝いだって上手です。
そして自分でもパクリ🍠
途端に目尻が下がってとっても良い表情で「美味しいね」。
「美味しいね」
「学校で作ったお芋なんだね」
「Sさんと一緒に作ったんだね。上手だよ。」
職員から次々に声を掛けられて
焼き芋が食べたい、と言った時の男の子とは
まるで違う表情を見せてくれます。
おやつのメニューが決まっているから子どもたちのリクエストは聞けないとか、
危ないから小さい子に料理は難しいとか、
大人の都合で子どもの声を聴かない・聴けないということではなく、
子どもたちの日々のくらしに寄り添って要望をできるかぎり
聴いてあげよう・あげたいと改めて思いました。
どうすれば子どもの気持ちに寄り添った支援ができるかは皆で考えれば
良い方法が見つかると思うんです。
それに、子どもが考えたことや行動したことの意味はどんなことなのかを
大人が考えることを忘れちゃいけないな、と思いました。
男の子が収穫してきた学校のさつまいもはもうおなかの中だけれど、
同仁会子どもホームで収穫したさつまいもはまだ山のようにあります🍠
今度はお庭で焼き芋パーティやろうね。
ーーー主任ーーー