ゆうゆうクラブ

先週のことになりますが、

ある子が学校から帰ってくるなり、

子「先生！今日はいつもより早くテレビつけていい？」

職「え？なんで？」

子「１４時４６分にテレビつけたいんだよ」

・・・そうです。

この日は３月１１日。

１０年前、東日本大震災のあった日でした。

最初にテレビを観たいといった子はまだ生まれていませんでした。

でも、心にとめていてくれた・・・。

　　　　　１０年前、ちょうど子どもたちの下校時間でした。

　　　　　横断歩道であまりにも揺れる地面に両手を広げてバランスをとるように子どもたちがいました。

　　　　　金魚の水槽の水が揺れてあふれました。

　　　　　本棚が倒れました。

　　　　　玄関まで海水がきました。

　　　　　子どもたちと高萩高校に避難しました。

　　　　　寒い体育館で一晩泊まった子もいます。

　　　　　ガス・水道・電気が止まりました。

体験を覚えている子はきっと一生忘れないでしょう。

そして、”体験していない子にも伝え続けていかないと”と改めて感じました。

いつ、どこで、何が起こるかわからない現在。

もしも！！何かがあった時には自分の身を守れるよう教えていきたいと思います。

この後何人も子どもたちが集まりみんなで犠牲になった方々に想いを寄せました。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

まだ家族の元に戻られていない方が家族の元に帰れますように・・・。

１日でも早く復興が進みますように・・・。