つくば香風寮

こんにちは！

紅葉が綺麗な季節となりました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

少し、話が遡ってしまうのですが、

つくば香風寮は、2011年の開設当初、高萩市の臨海学園で生活していた子どもたちの一部がつくば市へお引っ越しをして、新しい生活をスタートさせた施設です。

新しい生活を初めて10年目の今年、高校3年生になったAくん。

つくば香風寮での生活も残り半年となった頃、幼少期にお世話になった高萩に挨拶に行きたいと話してくれたのです。

日程調整を経て、ようやく先週末に実現させることができました。

Aくんが臨海学園で暮らしていた頃を知っている職員さんは数少ないのですが、園長先生、Aくんの幼少期をご存知の主任児童指導員さんと再会することができました。

そして、同仁会乳児院にも立ち寄り、A君の乳幼児期をご存知の保育士さんにもご挨拶することができました。

わたし自身も、Aくんが幼少期に臨海学園で働いており、一緒につくばへ異動したので、臨海学園での幼少期のエピソードや引っ越し後のつくば香風寮での生活の様子などについて色々と話をして、成長を喜び合う機会となりました。

「またこうやって顔を見せに来てね」と言われると、言葉は否定的でしたが、はにかんだ笑顔を見せていました。

帰りには当時通っていた幼稚園や小学校にも立ち寄りたいという要望があったので、車で近隣を回って車窓から幼稚園や小学校の様子を眺め、懐かしむ姿がありました。

暮らしの場が変わって、途切れ途切れになっている記憶を、思い出の場所を巡り、思い出の人に会うことで繋いでいくことの大切さを改めて実感した1日となりました。

保育士　T