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東日本大震災と里親BLOG
2021.03.11 | 里親制度について
こんにちは。
本日は3月11日。
東日本大震災から10年が経ちました。
茨城県は8市で震度6強が観測され、津波の被害や家屋の倒壊などの被害があり、被災地となりました。
大災害の経験をして、命の尊さを学びました。
水や電気は限りある資源であることを学びました。
日ごろから行っている避難訓練が、災害時の備えが、どれほど大切か学びました。
児童養護施設で暮らす子どもたちの中でも、小学校低学年より小さい子どもたちはまだ生まれていませんでしたし、小学校高学年より大きい子どもたちも当時はまだ幼く、東日本大震災の記憶がない子どもたちがほとんどです。
それでも、子どもたちに今日は何の日?と尋ねると、「大きな地震があった日」と答えます。
それは、東日本大震災を経験した人たちが、命の尊さ、限りある資源、避難訓練の大切さを忘れてはいけない。繋いでいかなくてはならないと子どもたちに伝えてきたからなのではないかと思います。
東日本大震災では、多くの方が犠牲となりました。
岩手県で94人、宮城県で126人、福島県で21人もの子どもが震災孤児(震災で両親とも亡くした児童)となり、
岩手県で489人、宮城県で882人、福島県で166人もの子どもが震災遺児(震災でひとり親となった児童)となる、本当に大きな災害でした。
震災孤児はその後、親族による引き受けが67人、親族里親が95人、養育里親が73人、児童養護施設への入所が6人(震災前からの入所2人を含む)と新たな場所で暮らしています。
祖父母や兄弟のもとで暮らす場合、親族里親に、
叔父や叔母のもとで暮らす場合は、養育里親になります。
親族による引き受けとともに、里親制度が広く活用され、施設入所となった震災孤児は241人中4人でした。
※厚生労働省調べ
里親制度が広く周知されることは子どもたちが安心して暮らせる場所が増えることに繋がると考え、里親制度の広報・啓発に尽力して参ります。
震災が起こった14時46分を迎え、震災で犠牲となった方々に黙祷させていただきました。
また、今も尚、困難な生活を余儀なくされている方々に、心よりお見舞い申し上げます。
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(担当:里親リクルーター 梅澤、新山)